モンキーターンのモデルとして実在する競艇選手を一覧で紹介

こんにちは、ボートリーマンです。

競艇ファンならば、競艇を題材にした「モンキーターン」が好き！という人も多いのではないでしょうか。逆に「存在は知っているけど、読んでみたい」という人もいるかもしれません。

モンキーターンはアニメ化もされており、2021年時点での累計発行部数は1000万部を超える人気漫画でもあります。そんなモンキーターンには、実はモデルがいるのです。そこでこの記事では、モンキーターンの登場人物のモデルになった選手を紹介していきます。

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主人公：波多野憲二

本作の主人公で、人懐っこく物怖じしない性格で、他人を引き付ける魅力がある人物です。元々は野球少年でしたが、先生たちのアドバイスもあり競艇の道に入るところから物語は始まります。

そして頭角を現していき、デビューから3年4か月後にビッグレースで優勝するまでに成長していきました。しかし落水事故により、重傷を負ってしまいます。しかし懸命のリハビリで半年後には復帰し、再びトップ選手として活躍しました。そんな波多野憲二のモデルといわれる選手は3名います。

濱野谷憲吾選手

1人目は濱野谷憲吾選手です。東京都出身のボートレーサーで、豪快なスピードターンが売りの選手です。豪快にまくりが決まった時は爽快さがあります。山崎智也選手と共に、「関東のエース」と呼ばれる程の実力の持ち主です。

そんな濱野谷選手は、波多野憲二のイメージモデルでもあります。流れるような長髪とイケメンでターンが得意という点や、名前と地元が平和島であることも共通しているのです。SG優勝回数は5回、通算優勝95回という驚異の成績も残しており、今後も活躍が楽しみな人気選手です。

濱野谷選手のターン動画はこちら↓

今村豊選手

今村豊選手もモデルの1人と言われています。今村選手は競艇界で初めて「全速ターン」を編み出した人物です。それまでは、ターンで減速するのが競艇界の常識でした。

研修所時代には全速ターンの練習で転覆ばかりしていたそうで、「転覆王」という不名誉なあだ名をつけられたといいます。試行錯誤の末に編み出した「今村全速ターン」を武器に2020年に引退するまで、通算142回の優勝歴を誇っており、ファンに惜しまれながらの引退となりました。

そんな今村選手の「転覆王」のエピソードは、主人公・憲二にも同じあだ名を付けられており、今村選手のエピソードをモデルにしています。

平田忠則選手

福岡支部のレーサーです。元々は自動車の整備士に憧れていたそうですが、競艇場に連れて行かれた時に、整備もできて早いものに乗れる競艇に興味を持ち選手になったのだそう。

そんな平田選手ですが、福岡競艇場で転覆し、左手に大怪我を負っています。緊急搬送された病院では外科手術が5時間にも及んだといい、全治半年・復帰2年といわれました。しかしわずか半年で、福岡競艇場で復帰を果たしています。このエピソードが、主人公の怪我のモデルだそうです。

同期生：青島優子

福岡支部所属のボートレーサーで、褐色の肌とペンギン柄のヘルメットがトレードマークの女性選手です。主人公とは学校時代の同期生で、研修期間中に父を亡くしてから父の借金を返すために競艇で稼ぐことを決意しました。

主人公に恋心を抱くものの、恋人がいることを知っていました。そこでライバルにあたる洞口雄大と交際しますが、結局別れてしまいます。モンキーターンの登場人物の中でも、ファンが多い選手でもあります。モンキーターンの筆者も一番のお気に入りのキャラクターらしく、筆者曰くもう一人の主人公ということです。

日高逸子選手

宮崎県出身で福岡支部在住のボートレーサーです。あだ名は「グレートマザー」で女性レーサーの中でも最年長でもあります。通算優勝は73回の実力があり、それでいて子供も2人とレーサーと母の二足の草鞋を履いている選手です。

青島優子のモデルと言えるのは、優子が宮崎県出身のレーサーという設定で、酒癖が悪くなると宮崎弁が出るというエピソードがあります。また諦めない不屈の精神も、大病を患った後もA1級に復帰を果たした日高選手を彷彿させる人物です。

中里優子選手

姉の阿部雅子も競艇選手で、姉妹揃ってのボートレーサーです。中でも妹の優子選手は活発な取り手が特徴的な選手で、女性レーサーの中でも存在感がありました。中里昌志選手と結婚して埼玉支部に移ってからも、得意の「まくり」に磨きがかかり今もベテラン実力派レーサーとして活躍しています。

青島優子のモデルといえるのは、「優子」という名前と女性レーサーのトップに食い込む実力といえそうです。

同期生：洞口雄大

愛知県出身のボートレーサーで、学校の卒業レースでも主人公と壮絶な戦いを繰り広げたライバル的存在です。父は「愛知の巨人」と呼ばれる名レーサーであり、実力と共に「若手NO.1」と言われる選手でした。また、端正な容姿で女性ファンが多いのも特徴です。

洞口雄大のモデルは、愛知支部所属の仲口博崇選手です。父親が元競艇選手で、愛知支部というところが共通しています。リアルでも濱野谷選手と仲口選手の対決は「モンキー対決」とも呼ばれ、盛り上がるレースです。

一般戦の鬼：蒲生秀隆

蒲生秀隆は香川支部に所属しているA1級レーサーです。SGでフライングのトラウマから8年間SGにはほとんど出ずに一般戦ばかり出場し、「一般戦の鬼」と呼ばれる勝率を誇っていました。しかし主人公に感化されてSGに出場するようになります。賞金王すら尊敬する天才型レーサーとして一目置かれる存在です。

蒲生選手のモデルは、岡山支部所属の山室展弘選手です。山室選手はインタビューなどがあまり好きではない性格から、一般戦ばかり出場しています。天才肌の持ち主で強い時は鬼のように強いものの、やる気がないときはあっさり負けてしまう個性的な選手です。

東京支部レーサー：浜岡猛

東京支部の若手レーサーです。主人公の兄貴分といった存在で、性格的にはお調子者な一面があり、レースは「ツケマイ」など思い切った技を繰り出すキャラクターでもあります。主人公の三連覇がかかったレースで初ダービーを飾り、SG初優勝を飾りました。

浜岡猛選手のモデルは、東京支部所属の矢後剛選手です。矢後選手は、アウトからのまくりを決めるレースを得意としています。2005年の津競艇G1つつじ賞王座決定戦では、まくりを決め優勝しました。大胆な逆転レースを行い、穴ファンを喜ばせることが多い選手です。

艇王：榎木祐介

艇王の異名を持つボートレース界屈指のTOPレーサーです。ボートのテクニックはもちろんのこと、柔軟に戦略を練り、モーター整備なども含めてあらゆる面で優れている選手です。人当たりも良く、記者からの人気が高いキャラクターでもあります。

榎木祐介のモデルは、福岡支部に所属していた植木通彦選手です。競艇界のレジェンド的な存在であり、得意の「モンキーターン」で通算での優勝回数は74回、そのうちSGでの優勝回数は10回を飾りました。2007年に惜しまれながら引退し、現在は2018年からBOAT RACE振興会のボートレースアンバサダーを勤めています。

最強の女性選手：櫛田千秋

福岡支部所属の女性レーサーです。SG出動を果たす「最強の女性選手」と呼ばれており、他の女性選手の憧れの的になっています。猫の柄のヘルメットを愛用しており、後輩を可愛がる性格であると同時に、かなり強気な性格です。

櫛田千秋選手のモデルは、岡山支部所属の寺田千恵選手です。レーススタイルは安定した走りをする選手で、スタート遅れも少ない印象です。寺田選手は過去に4回も「優秀女性選手」を獲得し、通算優勝成績は66回の活躍を見せています。男女合わせてもトップ選手の1人といえる選手です。

艇界の貴公子：潮崎俊也

群馬支部所属のA1級レーサーです。「艇界の貴公子」と呼ばれるルックスを持ち、その上SG制覇する実力もあるために、非常に女性人気が高い選手として描かれています。

潮崎俊也のモデルは、群馬支部の元レーサーの山崎智也選手です。元祖イケメンレーサーで実力もあり、女性にとても人気のあるレーサーでした。レースは安定した運びに定評があり、通算優勝回数は93回でSG優勝も11回成し遂げています。端正な顔立ちから「艇界の貴公子」と呼ばれた点や、名前や出身県・髪型から潮崎俊也のモデルになっていることが分かる選手です。

北陸の狼：犬飼軍志

福井県出身の中年A1級レーサーで、「北陸の狼」と呼ばれている人物です。相手のプロペラの弱点を見抜くなど観察眼が鋭い一面があり、プロペラは自分で作らないといけないという信念を持っているキャラクターでもあります。

犬飼軍志のモデルは、愛知支部に所属していた元レーサー・大嶋一也選手です。髭がトレードマークでの選手で、いわゆる「イン屋」と呼ばれるコース取りを積極的に行う選手でした。通算優勝回数は94回で、2017年にA1級のままで惜しまれながら引退しています。

キャンペーンガール：高橋香子

北海道出身の競艇キャンペーンガールを務めている選手です。作中では可愛い容姿とスタイルの良さで人気があるキャラクターとなっています。競艇クイーンの後は、頭の良さを活かして競艇レポーターとなりました。

この高橋香子のモデルは、高橋香代です。北海道出身のタレントで、ミス小樽や競艇クイーンを務めた人物でした。名前も一字違いで出身県も同じと見る人が見ればすぐにモデルが分かる人物といえます。

「モンキーターン」の影響を受けた選手

競艇選手の中には、「モンキーターンがきっかけで競艇選手になった」という選手もいます。長崎支部所属のA2級レーサーである木場悠介選手は、「趣味のパチスロを通じてモンキーターンを知ったこと」が競艇選手になったきっかけだったそうです。大学生活の終わりごろにパチスロの画面に映ったモンキーターンのアニメを見て、ヤマト学校を受験したと語っています。

モンキーターンの簡単なあらすじ

競艇ファンだけでなく、多くの人に人気のある「モンキーターン」ですが、どういった漫画なのか読んだことがない人もいるかもしれないので、簡単に解説します。

主人公である波多野憲二は野球少年でした。しかしひょんなことから競艇ファンの担任の先生に競艇場に連れていかれ、「モンキーターン」を間近に見たことがきっかけで甲子園の夢を捨て競艇選手になることを志します。

波多野は競艇養成所に入り、晴れて合格して競艇選手となりました。そして養成所のレースでは優勝、SGレース2連覇など華々しい成績をあげて成長していく物語です。競艇ドラマを通じて人生とは何か？など多くの感動を与えてくれる作品で今もファンに愛され続けています。

モンキーターン読んで競艇🚤の勉強します🔥 pic.twitter.com/PlCmyB6V6x

— カッタラキマセン🐎牡（32） (@kattarakimasen) August 10, 2022

モンキーターンのモデルの選手に関するまとめ

いかがでしたか？

モンキーターンは競艇好きにはたまらない漫画です！競艇に興味があるけど、いまいちルールが分からないという人にも読みやすい漫画といえます。競艇好きが読むとすぐに誰がモデルか分かるような登場人物が多いので、読んでいて楽しいですよ！競艇の楽しみの1つとして興味がある人は是非読んでみて下さいね！

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